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更新は気分です。

数学の勉強法

数学の勉強法というタイトルにはなっていますが、他教科の参考にもなると思います。あくまでも数学を例として話をしていきたいと思います。

 

 

まず数学の問題を解き間違えたときに最も大切なのは、「自分の理解にどんな間違いがあったのか」を確かめることです。それを確かめ、正すこと。この1点はどんなことがあっても忘れてはいけません。

 

具体的には、自分はどのように考えたから間違って、どのように考えれば間違えなかったのかを説明できるようになることが、問題を解いて答え合わせをした後にやることです。

 

「単なる計算ミスだった」で終わらせないことも大事です。何の、どんな計算をミスしたのかを分析(正負、累乗、計算リスクの高いルートを選択してしまった、など)して、自分がよく起こすミスを自覚し、必要に応じて練習し直していきます。

 

模擬テストや定期テストは、自分の理解度を確かめたり、習得度を確かめたりする格好の機会です。結果に一喜一憂するのではなく、自分の学習を補正・微調整するために活用しましょう。その意味で、満点を取ったときよりも、いくつか減点されたときの方が役に立つものです。

 

ときどき模擬テストの出題に文句を言う人がいます。「こんな解法だれも思いつかないよ」というように。そんな風に考えるのではなく、解説などを読んで「どんなヒントがどこまで与えられていたら自分は解けただろうか」のように考えるのが良いでしょう。その復習法はセンター試験などの誘導付き問題のときに効いてきます。

 

解けなかった問題を十分に検討し、咀嚼したならば、必ずしも全部の問題を解き直す必要はないでしょう。しかし逆に、全部の計算・問題をやり直したけれど、「そもそもなぜ解けなかったのか」という抽象度の高い思考をしなかったら、有効活用できていないということになるでしょうね。

 

どの程度振り返れば咀嚼できるかは全く人に依ります。1時間かけるべき、いや30分でいい…などの指針は求めても意味はあまりないように思います。「自分の誤解は正せたのか?」と自問しましょう。ひたすらに。